裁判改革がウクライナの民主主義成功のための鍵=EU上級代表

ジョゼップ・ボレル欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表は、効果的で独立した裁判システムがなければ、民主主義は存在できないのであり、ウクライナは、社会の裁判所への信頼を回復しなければならないと発言した。

11日、ボレルEU上級代表がブリュッセルッセルにてウクライナ・EU連合評議会の総括をする記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ボレル氏は、「(ウクライナにとって)一つだけ優先課題を選ばなければならないとすれば、私は裁判改革を選ぶ。それは全ての改革の母だからだ。独立し、効果的な裁判システムがなければ、法の支配、人権、何であれ、訴えることができないからだ。それは国の民主主義の基本である。政権と独立した裁判の分割。それなくして、汚職との闘いの努力は困難となる」と強調した。

ボレル氏は、同日のシュミハリ首相との会談時、憲法裁判所の最近の判決を福梅、まさにその議題を提起したと述べ、「それ(裁判改革)は、EUが協議のテーブルに出す条件というだけではないのだ。それは、ウクライナの人々が必要を感じているものなのだ。仮にEUが存在しなくても、それはウクライナ社会の重要な課題であったであろう。効果的で独立した裁判システムは不可欠である」と指摘した。

その上で同氏は、汚職対策機関の能力と独立性、全ての汚職対策議題の回復が必要だと指摘したほか、プリヴァト銀行事件の完全な捜査の継続も主張した。