ウクライナ保健相、来週からのコロナワクチン接種開始を再喚起

ステパノウ保健相は9日、新型コロナウイルス・ワクチンの接種が来週から始まることを喚起した。

ステパノウ保健相が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ステパノウ保健相は、「私たちは、来週から接種を始める予定だ」と発言し、保健省は2、3月ワクチン接種開始の予定は昨年9月にはすでに発表していたものだと喚起した。

また保健相は、摂取の最初の段階では、リスク・グループに属する人々(職業的リスクと年齢・疾患上のリスク)が対象になると発言した。

また、保健相は、ウクライナは複数手段でワクチン獲得を行うとし、コロナワクチンの世界各国への公平な普及ために立ち上げられた「COVAXファシリティ」を通じて800万回分を得ることになっており、最初の11万7000回分のBioNTechとファイザーのワクチンが近日中にウクライナに届くと発言した。

加えて保健相は、中国シノバック社とは190万回分のワクチンを購入する契約を締結していると喚起した。

さらに、ウクライナは、アストラゼネカ社とノババックス社のワクチンを1200万回分購入する契約を締結しており、両者のワクチンは、ライセンス契約に従いインドのセルム研究所にて製造されていると指摘した。同研究所と、ウクライナ政府がワクチン購入手続契約を結んでいるクラウンエージェントの間の契約により、ワクチンの供給が行われるとのこと。

写真:CTK Photo/ウクルインフォルム