【MH17撃墜事件】オランダ議会、ウクライナによる上空非完全封鎖についての追加分析報告書公開

オランダ議会は、ウクライナが2014年7月のマレーシア航空機撃墜事件の際に同国東部上空を完全に封鎖していなかったことに関する追加分析の結果を掲載した報告書を公開した。

ウクルインフォルムのハーグ特派員が伝えた。

「フライト・セーフティー基金」による同報告書には、ウクライナ東部にて民間機飛行に対する安全への脅威があることをウクライナの関連国家機関が知っていた、あるいは知っていたことかもしれないことを示す事実は存在しないと指摘されている。

その上で、オランダ政府にはこれまでの立場を見直す根拠がない、つまり、国際法に従って航空機に対する上空の完全封鎖が行われていなかったことの責任をウクライナに負わせるための決定的法的証拠がないことになる。

これに先立ち、2019年10月8日、オランダ議会は、2014年のマレーシア航空機MH17撃墜事件につき、事件当時ウクライナが東部上空を一般旅客機のために閉鎖していなかったことにつき、追加捜査する案を支持していた