ウクライナ語の地位に関するロシアの忠告は不要=安保会議書記

国家安全保障国防会議(NSDC)のダニーロウ書記は、ウクライナにとってウクライナ語の地位に関するロシアの忠告は不要であると発言した。

ダニーロウNSDC書記が、ロシア連邦のパトゥルシェフ安全保障会議書記の発言へのコメントをフェイスブック・アカウントに書き込んだ

ダニーロウ氏は、「ウクライナ語は唯一の国家語であり、その地位はウクライナ憲法に記載されており、本件に関するロシアの忠告、あるいはいかなる国の忠告であれ、私たちには不要である」と発言した。

同氏は、ロシア軍が駆り立て、直接参加した、ウクライナ領クリミアの占領とドンバス地方での戦争開始以降、ロシアはウクライナにとっての侵略国であり続けていると喚起ししつつ、両国の新しい協力の歴史が可能となるのは、全ての領土が解放され、犯罪者が引き渡され、罰せられ、ロシア軍軍人が一人残らずウクライナ領を去ってからであると強調した。

これに先立ち、ロシア連邦のパトゥルシェフ安全保障会議書記は、ウクライナの言語法につき、「アメリカ合衆国が操る地方政治家によるロシア嫌悪的行為の延長だ」と述べ、ウクライナ政権は同法を採択することで、社会に緊張を生み、分離主義を促進している、と発言していた。