文化省、英大使館に対し「クリミアはウクライナ領」とBBCへ伝えるよう要請

トカチェンコ文化情報政策相は、英BBCが被占領下ウクライナ領クリミアの都市をロシア領として表示したことにつき、シモンズ駐ウクライナ英大使に対して公式書簡にて対応を要請した。

26日、文化情報政策省広報室が伝えた

発表には、「文化情報政策省は、在ウクライナ英大使館に対して、今回の状況に対応し、ロンドンのBBC本部から説明を受け取るよう要請している。なぜなら、英国は、一時的被占領下クリミア半島を含めて、ウクライナの領土一体性を支持しているからである」と書かれている。

トカチェンコ大臣は、ロシア政権に対する国際制裁は近々確立されねばならないが、「しかし、そのためには、各国首脳の断固たる行動だけが必要なのではない。国際通信社をはじめとし、情報面の安全も維持されねばならないのだ」と発言した。

これに先立ち、BBCロシア語版は、23日にロシア連邦全土で行われたロシア野党政治家ナワリヌイ氏支持集会の発生した都市を示す地図を公開していた。その際、BBCの地図には、「ロシアは、2014年にセヴァストーポリ市とシンフェローポリ市を併合した」と記述されていた。

これを受け、ウクライナ外務省は、英BBCロシア語版が、被占領下ウクライナ領クリミアのセヴァストーポリ市とシンフェローポリ市は、「併合」されたのではなく、占領下であるとコメントしている