コロナ対策強化防疫措置が終了

25日、ウクライナでは新型コロナウイルス感染対策として1月8日から施行されていた強化防疫措置が終了し、それ以前の防疫措置に戻った。

ウクルインフォルムが伝える。

これに先立ち、シュミハリ首相は、1月25日からは、2020年12月に施行されていた防疫措置に戻ると伝えていた。

具体的な25日以降の措置としては、参加者20人以上あるいは1.5メートルの社会的距離が確保できない大規模イベントの開催が禁止される。映画館・文化施設の営業は、一室あたりの入室が定員の50%未満でなければならない。

飲食店の店内営業は再開されるが、注文・会計は22時で終了し、23時から7時までは営業が禁止される(宅配と持ち帰りは可)。

ディスコ、ナイトクラブ、娯楽施設の営業、宴会のための飲食店利用、実演セミナー実施などは引き続き禁止対象となる。

外国籍者は、医療保険を持たない場合、国境地点と被占領下ドネツィク・ルハンシク両州一部地域およびクリミア自治共和国との間を結ぶ通過検問地点の通行が禁止される(例外規定あり)。

博物館・美術館・ギャラリー、展覧会の訪問は、施設内1平方メートルあたりの滞在人数が1名以下となることが確保される場合のみ可能となる。

公共交通機関、市民施設はマスクの着用が義務付けられる。通りに出る場合は、身分証明書の携帯が必要となる。

教育施設における児童・学生の自己隔離の割合が50%を超えた場合は、通学が禁止される。

宗教施設内は、5平方メートルあたりの滞在者数が1名に限定される。屋外行事の場合は、1.5メートルの社会的距離の確保が条件となる。

スポーツジム、フィットネスクラブの営業では、20平方メートルあたり1名以下の空間確保が義務付けられる。

なお、これらの防疫措置は、当面2月28日まで施行されることになっている。