スウェーデン外相、ドンバス地方訪問 コンタクト・ライン越境検問地点視察

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欧州安全保障協力機構(OSCE)議長を務めるアン・リンデ・スウェーデン外相は20日、ウクライナ東部ドンバス地方を視察した。

一時的被占領地域再統合問題省広報室が伝えた

発表によれば、リンデ外相は、ルハンシク州ゾロテーの通過検問地点を訪問し、その際、レズニコウ副首相兼一時的被占領地域再統合問題相などと会合を開いたとのこと。

写真:オレクシー・コヴァリョウ/ウクルインフォルム

なお、ゾロテーの通過検問地点は、ノルマンディ4国首脳会談の合意と三者コンタクト・グループにおける協議の結果を受けて、2020年11月、政府管理地域とロシア武装集団占領地域の間の往来を目的にウクライナ側がシチャースチャ通過検問地点とともに新設したもの。しかし、開通予定日になって、ロシア武装集団側が開通を行わわなかった。発表には、現在もロシア連邦武装集団と占領政権が通過検問地点の作業を妨害していることを喚起している。

発表には、リンデ外相はその他、ドネツィク・ルハンシク両州の州行政府長官と人道問題、経済発展、地域への投資について協議したと書かれている。また、リンデ外相は、ロシア占領政権支配地域の停戦遵守に関心を示したとのこと。

また、リンデ外相が国際赤十字委員会やNGOの代表者とも会談したと書かれている。