ウクライナ、ナワリヌイ氏拘束受け、露に全ての政治囚解放を要求

ウクライナ外務省は18日、野党指導者のアレクセイ・ナワリヌイ氏をロシア当局が拘束したことにつき懸念を表明しつつ、ロシア政権の弾圧行為一般を非難する行動をとるよう国際社会に呼びかけた。

ウクライナ外務省がコメントを発出した

コメントには、「ウクライナ外務省は、ロシア野党活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏の拘束を深く懸念している。私たちは、ナワリヌイ氏を巡る状況をクレムリンによる人権への恥ずべき攻撃の実践、表現の自由への抑圧の延長とみなしている」と書かれている。

外務省はまた、ロシアが行う活動家、民族マイノリティー代表者、記者に対する政治的動機による体系的な拘束・迫害は、同国の負う国際的義務や同国の参加する人権分野の国際条約に反するものだと主張した。

外務省は、ロシア政権に対して、同国が違法に拘束するウクライナ国民をはじめとし、全ての政治囚を速やかに解放するよう要求した。

さらに外務省は、国際社会に対しても、ロシア連邦の弾圧行為を非難すべく、これまでより断固とした行動をとるよう呼びかけている。

これに先立ち、17日、ロシアの野党活動家ナワリヌイ氏がモスクワへと飛行機が到着した際、シェレメチェヴォ空港にて同国治安機関に拘束されていた。