ポンペオ米国務長官、ウクライナ東部情勢の進展がないことを「残念に思う」

トランプ米政権は、ウクライナの紛争解決にてさらなる進展を実現させる力がなかったことを認め、その点を残念に思っている。

ポンペオ米国務長官がブルームバーグ通信へのインタビュー時に発言した

ポンペオ氏は、「私たちは、多くのことを行なった。しかしながら、ウクライナの南・東部では、現在まで紛争が続いている。欧州の人たちが外交努力で進展させられなかったのと同様、私たちも進展を生み出すことができなかった。私は、それを残念に思っている。私は、この期間により多くの進展が生み出せることを望んでいた」と発言した。

同氏は、同紛争はかなりの程度凍結されていると指摘した。

さらに同氏は、「ロシア人は、合意を2回結び、いずれも履行していない。それを残念に思う。私たちは、ウクライナ人のために正しい行動を続けた。ノルド・ストリーム2建造停止に向けた努力や、大統領によるウクライナへの殺傷兵器供与の決定だ。米前政権は、それ(殺傷兵器供与)を何度も拒否した」と発言した。

同氏はまた、米国は「ウクライナ政府が軍事的脅威、情報面の脅威、ウクライナ国内の脅威、エネルギー面の脅威といったロシアからの脅威から身を守れるよう、能力向上に務めてきた」とも指摘した。

写真:ウクライナ大統領府