国会、農業相と教育相を任命

最高会議(国会)は17日、ロマン・レシチェンコ氏を農業政策食料相に、セルヒー・シュカルレト氏を教育科学相に任命した。

農業政策食料相の任命は242名、教育科学相の任命は226名の最高会議議員が賛成票を投じた(過半数は226)。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ロマン・レシチェンコ氏は、国家測地・地図・地籍庁を務めていた人物。セルヒー・シュカルレト氏は、チェルニヒウ国立技術大学の学長を務めていた人物。

なお、シュカルレト氏は、2004年と2010年の大統領選挙に、ヤヌコーヴィチ元大統領を支持していたことが知られている。ヤヌコーヴィチ氏の地域党の元党員であり、2010年、同党からチェルニヒウ州議会議員に当選している(〜2015年)。

同氏は、2015年は、ブロック・ペトロ・ポロシェンコ党(BPP党)からチェルニヒウ州議会議員選挙に出馬していた。

12月16日、最高会議の教育科学イノベーション委員会は、シュカルレト氏の教育科学相への任命を勧告しないとの決定を採択していた。

今回、シュカルレト氏の任命が採択されると、野党の声党会派と欧州連帯党会派の議員は、「恥を知れ!」とシュプレヒコールを挙げた。他方、与党の人民奉仕者党会派は、同決定を拍手で歓迎した。

セルヒー・シュカルレト氏