ウクライナはEU・NATO完全加盟を目指し続ける=ゼレンシキー大統領

2020年、ウクライナは、欧州統合・欧州大西洋統合の分野で極めて大きな成果を得ており、今後も引き続き欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)の完全な加盟という戦略的方針に沿って進んでいく。

17日、ゼレンシキー大統領が各国に赴任するウクライナ大使との動画会議の際に発言した。大統領府広報室が伝えた

ゼレンシキー大統領は、「私たちの共通の選択は、民主的世界の一部となること、ウクライナの高い民主的基準を確実なものとすることである。国際レベルでは、私たちは、民主的価値の宣伝者となり、地政学的関係において、【対象】ではなく、【主体】として、自らの環境を変えていかなければならない」と発言した。

大統領は、現代世界の地政学的地図において、ウクライナは戦略的に重要な位置にあると述べつつ、一方で、民主的価値、自由、安全が支配する人間中心の自由な世界があるが、他方、人や自由を支配することで動く一部世界も存在すると指摘した。大統領は、そのような世界において、ウクライナは、自らの進む方向をはるか昔に決めている(編集注:自由で民主的な世界に属すの意)のだと発言した。

大統領は、「ウクライナの戦略的方針は、憲法にて確認され、定められている。EUとNATOへのウクライナの完全な加盟だ」と発言した。

写真:大統領府