外相、新駐米大使候補にマルカロヴァ元財務相を提案

クレーバ外相は、ゼレンシキー大統領に新しい駐米ウクライナ大使の候補として、オクサーナ・マルカロヴァ元財務相を提案した。

20日、クレーバ外相がフェイスブック・アカウントにて伝えた

外相は、現在のヴォロディーミル・イェリチェンコ駐米ウクライナ大使はクラシックなウクライナ外交官であり、同大使の活動に不満があるわけではないが、外交における交代の原則は生きていると指摘した。

また外相は、新しい大使の候補は外相が大統領に検討のために提案することになっていることを喚起しつつ、「あらゆる根拠に注意を向けた上で、私はオクサーナ・マルカロヴァ氏を提案した」とし、手続きにはしばらく時間がかかると説明した。

外相は、もしマルカロヴァ氏が大使に任命されれば、ホワイトハウスでも米国務省でも米財務省でも国際通貨基金(IMF)でもよく知られた人物が駐ワシントンの大使となることになると指摘した。

加えて外相は、マルカロヴァ氏が財務相であったことに関連し、「マルカロヴァ氏がIMFの資金を得るためだけに送られるという話は、幻想だ。重要な真実は、マルカロヴァ氏は初の女性の駐米ウクライナ大使となることにもある。それは間違いなくプラスである。(中略)活躍の経験ある元財務相が悪い外交官となるわけがない」と発言した。

これに先立ち、19日夜、複数の報道機関が、関係者発言として、大統領府にて駐米ウクライナ大使をイェリチェンコ氏からマルカロヴァ氏に交代させる決定が採択されたと報じていた。