被占領地向けテレビ局は文化省から再統合省に移管する=副首相

被占領地向けにロシア語放送を行う国営テレビ「家」局は、現在文化情報政策省が管轄しているが、今後一時的被占領地再統合問題省に移管される。

オレクシー・レズニコウ副首相兼一時的被占領地再統合問題相がラジオ・スヴォボーダ通信へのインタビュー時に発言した

レズニコウ副首相は、「現在、手続きが行なわれている。今のところテレビ『家』局は、文化情報政策省の管轄にある。しかし、家局を私たちの省に移管するという原則的決定が採択済みである。最終的な決定は、国会が2021年予算の決定をすることで採択される。予算には、私の率いる省に(編集注:家局運営の)予算が配分されている。私は、家局との協力を期待している」と発言した。

副首相は、現在再統合省は、被占領地へのシグナル伝達システムの構築を行っているとし、「テレビだけでなく、テレビ・ラジオやその他の手段のシステムもだ」と発言した。

なお、被占領地向けのロシア語テレビ放送を目的とする国営テレビ「家」局は、国営外国語放送「UATV」局を改編して作られ、本年3月1日に放送を開始している。同局は、アナログとデジタルで放送しており、オンラインでも視聴可能となっている。