週末の防疫方策強化 保健相が説明

ウクライナ保健省は、国内の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の急速な拡大を受けて、週末の強化防疫方策導入を含む、各種防疫方策強化を提案していく。

9日、マクシム・ステパノウ保健相が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ステパノウ保健相は、「感染は急速に拡大している。そのことに関連する形で、私たちは、防疫制限措置を強化することを決定した。私たちのところではCOVID-19以外にも経済状況も悪く、完全な都市封鎖は、とりわけ中小企業にとって、苦しいものとなることを理解していることから、私たちは、週末の防疫措置を提案していく。それは、週末土曜日0時から月曜日0時まで、営業するのは食料品店、薬局、交通機関、動物用薬局、ガソリンスタンドとなり、それ以外の、レストラン、カフェ、その他飲食店は、持ち帰りのみとなる。大型商業施設やその他の見せに関しては、私たちは、休業することを提案する」と発言した。

保健相はまた、今回の提案は娯楽施設や大型行事にも関係するものだと指摘した。

加えて保健相は、今回の提案は、人から人への感染の連鎖を断ち切り、感染拡散の波を抑えるためだと指摘した。

なお、11月9日、ウクライナ国内の前日の新型コロナウイルス感染(COVID-19)新規確認事例は8687件だと発表されている。