EU、露によるクリミアでの徴兵は国際法違反だと指摘

ロシア連邦が被占領下クリミアにて行なっている強制的徴兵は、ウクライナの主権と領土一体性を更に破壊しようとする努力の一部であり、国際人道法への違反である。

15日、欧州連合(EU)報道官の声明が欧州対外行動庁ウェブサイトに掲載された

EU報道官は、「ロシア連邦は、違法併合下にあるクリミア自治共和国とセヴァストーポリ市の住民を強制的に徴兵している。これは、違法併合下のクリミアとセヴァストーポリを力でロシアに統合しようとする更なる試みを伴った、ウクライナの主権と領土一体性の破綻を目的とした長引く努力の一部であり、また国際人道法への違反である」と伝えた。

また声明には、ロシア連邦は国際法を遵守せねばならず、クリミアの人権保護を保障せねばならないと強調されている。

報道官は、「EUは、クリミア自治共和国とセヴァストーポリの違法併合を認めていないし、今後も認めることはない。EUは、ロシアがクリミア半島における国際法への全ての違反を止めることを期待し続けている。10月6日のEUウクライナ首脳会談にてEU首脳たちが満場一致で確認したように、EUは、国際的に認められた国境内でのウクライナの独立、主権、領土一体性への支持で不変であり、国際法違反を続ける者へ制裁を科した」と伝えた。