露、MH17事件の諮問グループを離脱 オランダは遺憾表明

ロシア連邦は、2014年のドンバス上空におけるマレーシア航空MH17機撃墜事件捜査に関するオーストラリアとオランダとの三者諮問グループにつき、今後参加はできないと発表した。

15日、ロシア連邦外務省が声明を公表した

ロシア政権は、三者諮問が破綻した席には、オランダ側にあるとしている。

とりわけ、ロシアは、オランダが7月に欧州人権裁判所に対して、MH17機撃墜に関連した訴訟を提出したことを喚起しており、「そのようなオランダの非友好的行為は、三者諮問を継続すること、私たちのそれへの参加を続けることをの意味を失わせるものだ」と指摘している。

ロシアは、オランダ政権がMH17事件の捜査の一環で、「事件遺族の権利保護の必要性ででもって、恥知らずに隠蔽する形で」自らの政治的利益を擁護しているとコメントした。

このロシアの離脱に対して、オランダのブロック外相は、ツイッター・アカウントにて、遺憾の意を表明した

ブロック外相は、「ロシア連邦は、MH17機事件の協議を停止するという一方的決定を採択したことを通達した。オランダは、そのようなロシアの決定につき、深く遺憾に思う。特に、事件の遺族につき痛みを感じる」と伝えた。