ウクライナ政府、新型コロナ防疫措置を12月31日まで延長へ

ウクライナ政府は13日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として導入している適合防疫方策を2020年12月31日まで延長することを決定した。

臨時閣議における決定採択前にデニス・シュミハリ首相が延長につき説明した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

首相は、「政府は今日、適合防疫措置を本年末まで延長する。これはウクライナ国民のためのより安全な環境を保証するために必要な行動だ」と発言した。

また首相は、大型行事開催時の最大参加人数についてのルール変更を発表した。

首相は、「私たちの分析では、地方にて大量の人が参加したコンサートの実施の後、感染者が著しく増加したことが示されている。そのような『愉快なコンサート』は、その1週間後に患者を受け入れる病院の医師たち、医療関係者たちにとっては全くもって愉快なものではない」と指摘した。

シュミハリ首相は、感染状況を示す4つの区分(緑、黄、橙、赤)につき、緑ゾーンに入る地方では大規模行事は最大50人まで参加可能とするとし、黄ゾーンは30人、橙ゾーンは20人とすると伝えた。またいずれの場合も、1.5メートルの社会的距離(ソーシャルディスタンシング)を取り、マスク着用が必要だと説明した。

また、初等・中等の教育機関に関しては、10月15日からの休暇入りを提案し、高等教育機関に関しては、遠隔授業への移行が提案されると伝えた。