キーウ市の新型コロナ患者用の病床使用率 70%超

キーウ(キエフ)市では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者用の病床の使用率が70%を超えている。

9日、ヴィタリー・クリチコ・キーウ市長が記者会見時に発言した。

クリチコ市長は、「コロナウイルス患者全員が医療支援を受けられるよう、市はあらゆることを行っている。私たちは、入院の必要な患者用の病床の数を徐々に増やしている。現在、2500以上の病床が市内の20の医療施設にある。これら病床の使用率はすでに70%を超えている」と伝えた。

市長は、現在のようなテンポで感染件数が増えれば、公共医療機関の病床はすぐに足りなくなると指摘した。

なお、9日の発表では、キーウ市で前日に確認されたCOVID-19件数は567件。クリチコ市長は、また、現在医療施設で治療中の患者は1675名で、その内338名が重症、46名に人工呼吸が用いられていると説明した。