ゼレンシキー大統領、ベラルーシ情勢につき「民と対話をしない政権は消滅する」

ゼレンシキー大統領は、ベラルーシ情勢に関するウクライナの立場は欧州の国々と同じであるとし、ベラルーシの政権が民と対話をしなければ、その政権は消滅すると発言した。

24日、ゼレンシキー大統領がブラチスラバ訪問中にチャプトヴァー・スロバキア大統領との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー大統領は、「今私たちが見ているものはこうだ。政権が、自らの民に対して行なっている行為、特に治安機関の行為、を止めなければ、彼らは非常に強力な結果と民からの返答を受け取ることになる。政権が、自らの民との対話の可能性を見出さなければ、その政権は消滅する。この点で、ウクライナは常にパートナーたちを支持していくし、その点で私たちの考えは欧州の国々全てと同じである」と発言した。

なお、23日、ベラルーシの政権寄り報道機関は、同日アレクサンドル・ルカシェンコ(アリャクサンドル・ルカシェンカ)氏が大統領に就任したと報じている。同日の就任式は、事前に開催の発表がなかった。

同「就任式」実施を受け、ウクライナはクレーバ外相が、ルカシェンコ氏のベラルーシ大統領「就任式」の不承認を発表した他、米国、カナダ、英国や欧州連合(EU)およびEU複数加盟国が、ルカシェンコ氏の大統領就任の正当性を認めないなどの発表を行なっている。