ベラルーシの「秘密の大統領就任式」を受け、ウクライナ外務省は緊急会合開催=クレーバ外相

23日にベラルーシ大統領就任式が緊急かつ秘密裏に行われたことを受け、ウクライナ外務省は本件とルカシェンコ氏の政治的地位に関するウクライナの立場を定めるため、緊急会合を開催する。

同日、ドミトロー・クレーバ外相がザカルパッチャ州訪問時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

外相は、「就任式は秘密だった。外国の大使は一人として招待されていなかった。ルカシェンコを完全にサポートしている同盟国のロシア連邦の大使ですらだ。そのため、就任式とルカシェンコ氏の政治ステータスの評価に関して、私たちの立場を定めるために、緊急会合・協議を開催する」と発言した。

外相は、ベラルーシ情勢に関するウクライナの立場は非常に明確だと述べ、「ベラルーシの選挙は自由、公正、透明ではなかった」と発言した。

なお、23日、ベラルーシの政権寄り報道機関は、同日アレクサンドル・ルカシェンコ(アリャクサンドル・ルカシェンカ)氏が大統領に就任したと報じている。同日の就任式は、事前に開催の発表がなかったため、記者やベラルーシ社会にとって驚かせている。なお、「ベラルーシ共和国大統領法」は、就任式はテレビやラジオで報じられなければならないと定めているが、しかし、ベラルーシの野党系報道機関によれば、就任式の最中、同国の国営テレビはテレビドラマを放送していたという。