ゼレンシキー大統領、ユダヤ・フォーラムにてウクライナはあらゆる信仰を尊重すると発言

ゼレンシキー大統領は8日、ウクライナは常に、あらゆる宗教の信仰を尊重するオープンな国であったと発言した。

ゼレンシキー大統領が、同日開催されたキーウ(キエフ)・ユダヤ・フォーラムへ向けた動画メッセージの中で発言した。ウクルインフォルムが伝えた

ゼレンシキー大統領は、「ウクライナは常に、あらゆる宗教の信仰を尊重するオープンな国であった。多くのウクライナ人が、『諸国民の中の正義の人』の称号(編集注:ナチス・ドイツによるホロコーストからユダヤ人を守った非ユダヤ人への称号)を有しているのだ」と発言した。

大統領はまた、最近、ロシュ・ハシャナ(新年祭)、ペサハ(過越祭)、ハヌカーといったユダヤ教の祝日に国家祝日のステータスを付与する大統領令に署名したことを喚起し、「私たち皆にとって、全ての民族、宗教に対する寛容と尊敬を伸ばしつつ、外国人嫌悪、不寛容、反ユダヤ主義を看過しないために、一緒に仕事をすることが重要だ」と発言した。

その他、大統領は、過去の犯罪や残虐行為も忘れてはならないとし、同じことを二度と繰り返さないためには、若者たちがそのことを知らなければならないと強調した。大統領は、「ユダヤ連合の『私の町の正義の人』という名の素晴らしいイニシアティブを指摘したい。それは、自らの命を危険に晒しながらも、第二次世界大戦時にユダヤ人を救ったウクライナ人を記憶するものである。その人々は、全ての次の世代の模範なのだ」と発言した。