ゼレンシキー大統領、ウクライナ政権はドンバスでの挑発にすぐに対応したと発言

ゼレンシキー大統領は8日、ロシアは三者コンタクト・グループ(TCG)の停戦合意を遵守しなければならないと強調した。

ゼレンシキー大統領がスーミ州訪問中の記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

大統領は、ドンバス地方にて停戦違反が起きた後の対応につき、「私たちは、TCGレベルの合意を遵守せねばならないロシア連邦と、外相レベルで連絡しただけではない」と指摘した。

大統領は、ウクライナ政権はドンバスでの挑発行為に対して速やかに対応したとしつつ、同時に「報道機関と議論できないことがいくつかある。なぜなら、私たちの課題は、1人の人間を守ることではなく、4000万人の私たちの独立国家を守ることだからだ」と発言した。

続けて大統領は、「私たちの国の軍人、インテリジェンス従事者によって本当に多くのことが行われているし、行われてきた。だから、私たちは、停戦体制維持のため、多くの死傷者を出さないためにあらゆることを行っていく。人々の命を守るためのほかの手段は、正直言って、私は見出していない」と発言した。

同時に大統領は、6日の軍人死亡事例までの42日間、停戦は維持されてきたのだと強調した。

これに先立ち、9月6日、ウクライナ東部のロシア占領軍は、ウクライナ統一部隊配置地点を2回攻撃し、その結果軍人1名が死亡、1名が負傷している。