クレーバ外相、ラヴロフ露外相とドンバス情勢につき緊急電話会談を実施

ドミトロー・クレーバ外相は6日、同日のドンバス地方における占領軍側からの砲撃にて、ウクライナ軍人から死傷者が出たことにつき、ロシア連邦のセルゲイ・ラヴロフ外相と緊急の電話会談を行った。

6日、クレーバ外相がフェイスブック・アカウントにて報告した

外相は、同日の統一部隊作戦圏での死傷者を出した違法武装集団による攻撃につき、「停戦体制破綻、平和的情勢解決プロセス全体にとっての決定的障害を作り出そうとするはっきりとした試み」だと指摘した。

外相はまた、ウクライナは、停戦体制の無条件かつ一貫した遵守を支持しているとし、「平和とウクライナ領脱占領下への道は、いばらの道だが、しかしそれは武器が沈黙をした時に始まるのだ」と発言した。

外相は続けて、ウクライナは、7月22日付三者コンタクト・グループ(TCG)合意により定められている緊急方策を実施したとし、具体的には、共同管理調整センター(JCCC)の支援の下での停戦違反対応調整メカニズムの速やかな利用と、欧州安保協力機構(OSCE)特別監視団(SMM)への事件の報告を行ったと伝えた。

更に外相は、自身はセルゲイ・ラヴロフ露外相と状況議論とその解決の道について協議するために緊急電話会談を行ったと伝えた。

これに先立ち、6日、ロシア占領軍からウクライナ統一部隊側に向けて、クラスノホリウカとプリチェピリウカの近郊にて攻撃が行われ、ウクライナ軍人が1名死亡、1名負傷したことが発表されていた。