外相、ウクライナ・EU次期首脳会談の議題に言及

10月1日に開催が予定されているウクライナ・欧州連合(EU)首脳会談は、今のところ延期の決定はなく、ウクライナ側は開催に向けて準備を進めている。

ドミトロー・クレーバ外相がラジオ・リバティー通信へのインタビュー時に発言した

クレーバ外相は、「私の同僚である、オリハ・ステファニシナ欧州・欧州大西洋統合担当副首相が非常にエネルギッシュにその首脳会談への準備、強力な内容の準備を進めている」と発言した。

外相は、会談の主要な議題を「前進」と呼び、「ウクライナの欧州統合は、非常に大規模なプロセスであり、何か一つに限定することのできないものである。私たちは、(編集注:EUとの)連合協定の刷新にも関心がある。私たちは、デジタル市場への統合も関心があるし、司法分野の進展、司法分野協力の深化に関心がある。また、私たちは、ロシア侵略抑制問題におけるEUとの更なる協力にも関心がある」と発言した。

更にクレーバ外相は、ウクライナはドンバス被占領地が解放されてからのEUの同地復興への参加についても関心があると伝えた。

なお、前回のウクライナ・EU首脳会談は、2019年7月に開催されている。同会談時、ウクライナとEUの首脳は、ウクライナ市民社会、非中央集権化、汚職対策方策・改革への財政支援に関する協定に署名していた。