ゼレンシキー大統領、ビーガン米国務副長官と会談

ゼレンシキー大統領は26日、ウクライナを訪問中のスティーブン・ビーガン米国務副長官とドニプロペトロウシク州クリヴィー・リフ市にて会談した。

大統領府広報室が公表した

発表によれば、両者の会談は、ゼレンシキー大統領とポンペオ米国務長官との電話会談後に行われたとのこと。

発表には、「ゼレンシキー大統領は、ウクライナと米国の二国間協力問題、とりわけ、ウクライナへの財政面と軍事面のサポートに関して提起した。ビーガン国務副長官は、米国はウクライナの戦略的パートナーであると強調し、ウクライナが米国の主要2党の支持を受けていることを強調した。(中略)ビーガン氏は、国際政治について言及する際、米国選挙への不干渉というウクライナの立場を非常に高く評価した」と書かれている。

発表によれば、ゼレンシキー大統領は、ドンバス戦争終結協議と、ミンスク・フォーマットとノルマンディ・フォーマットにおける平和の進展の状況について詳細に報告した。ビーガン副長官は、現在ドンバス地方の停戦が31日間にわたり維持されていることにつき、大きな達成だと指摘した。

また両者は、ベラルーシ情勢についても協議した。

また、両者は、新型コロナウイルス感染(COVID-19)世界的拡大の条件下における両国の戦略的行動について協議した。ゼレンシキー大統領は、通常の生活にできるだけ早く戻り、経済のあらゆる分野の活動を再開するためには両国が協力しなければならないと発言した。

その他、両者は、金属コンビナート「アルセロルミタル・クリヴィー・リフ」社を視察した。

なお、ゼレンシキー大統領は、クリヴィー・リフ市出身である。

写真:大統領府