ゼレンシキー大統領、ポンペオ米国務長官とドンバスとベラルーシの情勢を協議
大統領府広報室が公表した。
発表には、ゼレンシキー大統領とポンペオ国務長官が二国間協力問題、ドンバス平和的情勢解決を協議し、またベラルーシ情勢について意見を交換したと書かれている。
発表によれば、ポンペオ国務長官は、29周年の独立記念日につきウクライナと同国国民を祝った。
ゼレンシキー大統領は、経済安定化と国家財政のサポートのための米国の財政支援が重要であると指摘した。
また大統領は、安全保障分野での米国との協力がウクライナにとって極めて重要な意味を持つと強調した。
続けて大統領は、ウクライナによるドンバス情勢平和的解決の進展達成に向けた努力を報告し、また米国によるウクライナの主権と領土一体性への不変の支持につき謝意を伝えた。
大統領は、「31日間にわたりドンバスの停戦体制が続いている。幸運なことに、ウクライナの軍人に損耗はない。それは、私たちの活動と欧州とあなた方のサポートによって可能となったものだ」と強調した。
ポンペオ国務長官は、その達成を歓迎した他、ウクライナが米国にて主要2党の支持を有していることを指摘した。
また、両者は、ベラルーシ情勢議論をはじめとする複数の国際問題について意見を交換した。
ゼレンシキー大統領は、ベラルーシ情勢につき「重要なことは、平和的に情勢が解決するよう、ベラルーシの状況が安定することだ。ウクライナは、干渉していないし、いかなる国の選挙にも干渉する計画はない」と強調した。
大統領はまた、ベラルーシの民の意思が近く実現されることへの期待を表明した。
その他ゼレンシキー大統領は、ウクライナによるアメリカの選挙プロセスへの介入はどのようなものも看過しないとしつつ、特定の政治家が何らかの関連発言をしている件については、ウクライナと米国の共通の敵による挑発の痕跡が見られると指摘した。
同時に大統領は、二国間関係の問題については、クリヴィー・リフ市にて、スティーブン・ビーガン米国国務副長官と協議すると伝えた。
写真:大統領府