ゼレンシキー大統領、クラウチューク初代大統領を三者グループのウクライナ代表に任命

ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、レオニード・クラウチューク初代大統領を三者コンタクト・グループ(TCG)のウクライナ代表に任命した。TCGとは、ウクライナ、ロシア連邦、欧州安保協力機構(OSCE)の3者からなり、ドンバス情勢解決の協議を行なうグループ。

30日、クラウチューク氏任命に関する大統領令第302/2020が大統領府ウェブサイトに掲載された

発表には、「レオニード・クラウチューク・ウクライナ大統領(1991年~1994年)を三者コンタクト・グループへの参加のためにウクライナ代表団に加えるとともに、同代表団の代表に任命する」と書かれている。

また、同大統領令により、レオニード・クチマ前大統領が代表職から解任され、代表団構成から外されている。

その他、大統領府ウェブサイトに公開された指令第424/2020-rpにより、クラウチューク氏にTCGにてウクライナを代表する権限が付与されている

これに先立ち、同日、クラウチューク氏は、TCGウクライナ代表を務めることに同意したと発表していた

7月28日、レオニード・クチマ元大統領がTCGウクライナ代表を辞任することが発表されていた。