ゼレンシキー大統領、中国国民向けの期限付き査証免除体制を施行

ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、中国国民向けに、ウクライナへの観光目的の渡航の際の査証(ビザ)を免除する体制を2021年1月末まで施行する決定を下した。

28日、関連大統領令第295/2020が大統領府ウェブサイトに掲載された

大統領令には、「2020年8月1日から2021年1月31日まで、観光目的でウクライナへ入国する中華人民共和国国民のために、ウクライナ滞在期間が180日間中30日間を超えない場合の、ウクライナへの渡航とウクライナ領トランジットの際の査証を免除する体制を施行する」と書かれている。

大統領令にはまた、ウクライナと中国間の友好関係の発展と二国間の観光分野の活性化を目的とする、と書かれている。

なお、これに先立ち、ゼレンシキー大統領は、本年8月1日から、オーストラリア、ニュージーランド、バーレーン、クウェート、オマーン、サウジアラビアの6か国に対して、180日間中90日を超えない範囲でのウクライナの滞在あるいはトランジットの際の査証を免除する大統領令に署名している