ドンバス再統合には少なくとも25年かかる=再統合担当副首相

ドネツィク・ルハンシク両州一時的被占領地域の安全な再統合には、少なくとも25年はかかる。

三者コンタクト・グループ・ウクライナ第一副代表であるオレクシー・レズニコウ副首相兼一時的被占領地再統合問題相がグラフコム通信へのインタビュー時に発言した

レズニコウ副首相は、「ウクライナは、安全な再統合は相当な時間がかかるという事実に対し、準備をしておかなければならない。『安全な』というのは、私たちの譲れないラインだ。私たちが仮に明日その地域で選挙を実施したとして、それはつまり、その地が占領軍から解放され、違法武装集団がそこからいなくなり、ウクライナ国旗がそこでたなびくということだが、それでもその地はしばらく戦地であり続けるのだ。地雷除去や、人々のメンタリティの観点からの話だ。そこには、ロシア連邦軍参謀本部情報総局(GRU)職員だけがいるわけでなく、20年間ウクライナを憎み、ソ連で暮らしたがっている若者もいるのだ。現地に住んだことがなければ、それが一体何なのかはわからないだろう! そのため、安全な再統合には少なくとも25年はかかる」と発言した。

副首相は、ウクライナによるドネツィク・ルハンシク両州のコントロール回復が「人々の意識の中の対立の克服」をもたらすには、世代交代が必要だとの考えを示し、「なぜなら、そこには自由なウクライナというものが何なのかを知らない子供たちが生まれており、現在すでにその子らは学校に通っている。そのため、いかなる場合であれ、それには時間がかかるのであり、私たちはそのことへの準備をしなければならない」と発言した。