EU、ロシアによるクリミアでの国民投票実施を非難する声明発表

欧州連合(EU)は、7月1日までクリミア半島で行われた、ロシア憲法の改正を問う国民投票につき、国際法の違反であるとして非難する声明を発出した。

在ウクライナEU代表部が、「ロシア連邦の組織した憲法改正投票について」という声明を駐ウクライナEU加盟国各代表部の代表の同意を得た上で公開した

声明には、「EUは、ロシア連邦によるクリミアとセヴァストーポリの違法併合を認めていない。それゆえ、EUは、国際法に違反してクリミア半島で7月1日に終了したロシア連邦憲法改正の投票実施を非難する。EUは、現時点でウクライナ政権のコントロール下にない土地の、ミンスク諸合意の精神に反する形でロシア・パスポートが選択的に付与された人々による、ロシア連邦憲法改正投票への参加を非難する」と書かれている。

また、EUは、ウクライナの領土一体性と主権を一貫して支持し続けていると伝えた。