西部洪水の被害にあった約8000軒家屋の修復が必要=ゼレンシキー大統領

ウクライナ西部にて大型洪水の被害を受けた約8000軒の家屋を修復する必要がある。

25日、ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領が洪水の状況を視察するために、イヴァノ=フランキウシク州を緊急訪問した際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー大統領は、「悲劇の規模に衝撃を受けている。約8000軒の建物を修復しなければならない。多くの家屋は、完全に破壊された。あたかも自然による悪いジョークのようだが、皆が闘わなければならない。ダムや古い橋も破壊された。私たちが目にした中で、唯一の肯定的な点は、新しく作られた道路は流されていないことだ。それら道路の質が良いのは明白だ」と発言した。

大統領は、国家は被害を受けた人々を支援するとし、「すでに7億5000万フリヴニャが割かれている。建物が完全に壊された場所では、人々を避難させねばならない。私たちは、建物を購入し、必ず支援する」と強調した。

また、大統領は、救助隊や警察が常に作業を行っているとして、賞賛を表明した。

なお、ウクライナでは、西部諸州にて、集中的豪雨の結果、285の自治体で洪水が発生し、9994の建物が被害を受け、車道約500キロメートル、橋135基、ダム280メートルが損壊した。

6月25日、閣僚会議(内閣)は、洪水被害克服に向けた最初の方策のために約7億フリヴニャを拠出する決定を下している。

写真:内務省