ハンガリー外相、ウクライナ・NATO委員会会合の開催妨害を続けていくと発言

ハンガリー政府は、ウクライナにおけるハンガリー系民族マイノリティの教育言語問題が解決しない限り、引き続きウクライナ・北大西洋条約機構(NATO)委員会会合の開催を妨害していく。

25日、シーヤールトー・ペテル・ハンガリー外相がキーウ(キエフ)におけるドミトロー・クレーバ・ウクライナ外相との会談後共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

シーヤールトー外相は、「私たちは現在、ウクライナ・NATO委員会会合を妨害しているが、しかし、私たちは、ハンガリー系民族マイノリティの教育権に関する問題が解決されれば、拒否権を解除するとはっきりと述べてきた」と発言した。

外相は、ハンガリー系マイノリティの教育言語問題は現在も続いていると指摘しつつ、「しかし、私たちが文明的にこの問題を協議することが非常に重要だ。私たちは、この議論のある問題が別の分野の協力発展を不可能にすることはないと保証しなければならない」と強調した。

またシーヤールトー外相は、近々予定されている教育問題と民族マイノリティ問題の共同委員会会合の際に問題解決が近づくことへの期待を表明した。