イラン政府、撃墜宇機のブラックボックスを近日中に仏に送ると発表

イラン政府は、1月にテヘラン近くで撃墜されたウクライナ国際航空旅客機のブラックボックスを近日中にフランスに送ると発表した。

22日、イランのザリーフ外相が発言した。イラン外務省広報室が伝えた

発表には、「ザリーフ外相は、イランは1月にテヘラン近くで墜落したウクライナ旅客機のブラックボックスを分析のために近日中にフランスに送ると発言した」と書かれている。

また、発表によれば、ザリーフ外相は、カナダのシャンパーニュ外相との電話会談の際に、同決定は近日中に履行されると述べたとのこと。

更に、発表には、イランはウクライナ側に、「法的問題を解決し、遺族への補償支払い手段について議論する」準備があると報告したとある。また、旅客機に関する補償の支払いの準備もあるが、イラン側はウクライナ側が協議のための代表団を選定していないと書かれている。

2020年1月8日、イラン首都テヘランのイマーム・ホメイニ空港を離陸した後、キーウ(キエフ)に隣接するボリスピリ空港へ向かっていたウクライナ国際航空のボーイング737がイランの革命防衛隊の誤射により撃墜された。同機には、乗客・乗員計176名が搭乗。ウクライナ国民11名を含む、その全員が死亡している。イラン政府は、同月11日に撃墜を認めている。

写真:AA