EU、クリミア関連対露制裁の延長決定を公表

欧州連合(EU)理事会は18日、クリミア違法併合を受けてロシア連邦に科している制限措置(制裁)の1年間延長の決定を公表した。

18日、欧州理事会ウェブサイト上にて発表された

発表には、「理事会は、ロシア連邦によるクリミアとセヴァストーポリの違法な併合への対応として導入されている制裁を2021年6月23日まで延長することを決定した」と書かれている。

また、発表には、同制裁の内容は、クリミア発の製品のEUへの輸入禁止、現地のインフラあるいは財政投資や観光サービスの禁止、交通、通信、エネルギー分野におけるクリミア企業や、クリミアで利用されるためのもの、あるいは、石油、ガス、鉱物の探査・精製のための特定の製品や技術の輸出禁止だと再喚起されている。

また、EU理事会は、ジョセップ・ボレルEU外務・安全保障政策上級代表の2020年3月16日付宣言における「EUは、ロシア連邦によるクリミアとセヴァストーポリの違法併合を認めておらず、その国際法違反を非難し続けている」との一節を掲載している。