最高会議、国民投票法案を第一読解で採択

最高会議(国会)は18日、ゼレンシキー大統領が提出した国民投票法案(第3612)を第一読解で採択した。

最高会議議員252名が賛成した(過半数は226)。同法案の可決には、今後第二読解での採択が必要。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

これに先立ち、6月9日、ゼレンシキー大統領が最高会議に国民投票法案を登録していた

同法案は、以下の内容を問う国民投票の実施を定めるもの。

(1)ウクライナ憲法第1章(総則)、第3章(選挙、国民投票)、第13章(憲法改正)の法改正確定;

(2)全国的意義を持つ問題の決定;

(3)ウクライナ領の変更;

(4)ウクライナ国内法あるいは法の個別条項の失効。

同時に、同法案には、憲法や人権宣言に反するものや、国の独立・主権・領土一体性を侵害するもの、税金・予算関連法案などに関する内容は同法の定める国民投票では実施できないと書かれている。