キーウ市は飲食店屋内営業やプールを再開しない 感染82件=市長

キーウ(キエフ)市では、新型コロナウイルス感染(COVID-19)防疫措置緩和の基準を満たしていないため、飲食店の屋内営業やプールの営業を当面再開しない。

5日、ヴィタリー・クリチコ市長が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

クリチコ市長は、過去24時間にてキーウ市内で確認されたCOVID-19事例数は82件であると伝えた上で、キーウ市は6月5日に飲食店やプールを再開する防疫措置の緩和段階に移行しないと発言した。市長は、「指数が政府の定めた範囲内となっている町では、次の措置緩和段階に以降することが認められた。具体的には、6月5日からのレストランやカフェ(編集注:の屋内営業)、プールの再開だ。キーウ市では、今日、3つの指数のうちの1つである、人口10万人中の感染者数がノルマを越えて14.9%となっている」と説明した。

その上で、市長は、キーウ市は更なる緩和をすることで市民の健康をリスクにさらすわけにはいかないと発言した。

市長は、「私は、ビジネスのことを理解しているし、彼らが働かなければいけないこともわかっている。しかし、私たちは、防疫措置制限に戻りたくもないのだ」と発言した。

市長は、今後数日間の感染状況を受けて、市内飲食店の屋内営業やプールの再開に関して個別に決定を下すことになると伝えた。