ゼレンシキー大統領、複数の国の国民向けに観光ビザの免除を提案

ゼレンシキー大統領は、外務省に対して、ウクライナへの観光への関心が強い国の国民に対する観光用査証の免除行なうことを提案するつもりである。

4日、ゼレンシキー大統領がカムヤネツィ=ポジリシキー市にて観光産業代表者との会談の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

大統領は、「私は外務省に課題を出す。なぜなら外務省は、大統領との垂直構造にあるからだ。私の提案は、査証免除である。特に今、ウクライナへの渡航を望む国民のいる国への免除の提案だ」と発言し、特に、アラブ諸国、オーストラリア、ニュージーランド、中国の国民向けの査証が免除できると述べた。

また大統領は、これまではある国がウクライナ国民への査証を免除したら、ウクライナもその国の査証を免除するという政策であったとしつつ、「今はそういう時ではない。私たちは、観光客誘致で競わなければならないのだ」と強調した。

大統領はまた、現在新型コロナウイルス感染の世界的流行にて国外渡航が制限されている中、国内観光が人気となり得ると強調した。

同時に大統領は、国外の観光客がウクライナに渡航したくなるように努力する必要があるとも発言した。

なお、日本国民は、ウクライナへの観光用査証は、90日以内の観光の場合、すでに免除されている。

写真:大統領府広報室