【宇独協議】ウクライナはクリミア脱占領プラットフォームの設置を求めている=クレーバ外相

ウクライナは、様々な協議フォーマットにてクリミア問題を提起しており、クリミア脱占領に向けてパートナー国との協議プラットフォームを設置したいと考えている。

2日、クレーバ外相が、ベルリンにて開催されたウクライナ・ドイツ・ハイレベル協議後のマース独外相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

クレーバ外相は、「クリミア問題は、私たちが様々なフォーマットでの協議において提起しているものだ。私たちは、本件では、何よりも二つの要素に関心がある。1つ目の要素とは、被占領下クリミアの人権保護と、ロシア連邦が違法に拘束する人物の解放である。ご存知のとおり、被拘束者の圧倒的多数がクリミア・タタール人であり、そこには一定の狙い定めた政策があると言える」と発言した。

外相はまた、国際赤十字委員会(ICRC)を被占領下クリミアでロシアが拘束するウクライナ国民の下へアクセスできるようにするべく、マース独外相に改めて支援を要請したと伝えた。

クレーバ外相は、二つ目の要素は「よりグローバルなもの」と指摘しつつ、クリミアの状況を協議し、いずれ来る「不可避のクリミア脱占領化」について、国際パートナー国と話すためのフォーマットに関することだと説明した。

外相は、ゼレンシキー大統領が本件について最近コメントしたことを喚起しつつ、しかし本件は外務省にとっても重要であると指摘した。

外相は、「私たちは、パートナーたちと、その対話をどのようなフォーマットで行なうか、クリミア問題の国際プラットフォームはどのようなものであるべきかについて話していく。このテーマは、今後もマース外相との議題となる」と指摘した。

クレーバ外相は、自身にとってクリミア問題は「クリミアが脱占領化され、ウクライナに戻るまでは」常に優先課題であると強調した。

なお、2日、クレーバ外相率いるウクライナ代表団がベルリンを訪問しており、マース独外相らと協議を実施した。