クレーバ外相、露によるクリミア・タタール記者の迫害にコメント

ウクライナのクレーバ外相は、ロシア連邦にてクリミア・タタール人記者のアイデル・ムジダバイェフ氏がテロリストに認定された件につき、反テロ法を悪用した政治的迫害行為であると指摘した。

26日、クレーバ外相がツイッター・アカウントに書き込んだ

クレーバ外相は、「アイデル・ムジダバイェフ氏に対する政治的動機の迫害が示していることは、ロシアが政治的動機にて反テロ法を悪用し続けているということだ。それは、特に、国際社会による真のテロとの対抗の努力を破綻させており、その手段への信頼をおとしめている」と指摘した。

これに先立ち、5月22日、ロシア連邦にて、クリミア・タタール系テレビ局「ATR」の副総裁である、アイデル・ムジダバイェフ氏が公式にテロリストに認定されている。ムジダバイェフ氏が公開したモスクワ弁護院の文書と裁判所の判決文によれば、同氏には「公の場でのテロ行為実施の呼びかけ、公の場でのテロの正当化・プロパガンダ」の罪がかけられている。

アイデル・ムジダバイェフ氏は、ウクライナのクリミア・タタール系ジャーナリスト。2015年6月にクリミアからキーウ(キエフ)へ本部を移動したATR局にて副総裁を務めている。