シュミハリ首相、自身の首相任命につき「提案から1週間未満で決まった」

デニス・シュミハリ氏の首相職への任命の案が出されてから、最高会議(国会)でその任命が支持されるまでの期間は、1週間未満であった。

シュミハリ首相がウクラインシカ・プラウダ通信へのインタビュー時に発言した

シュミハリ首相は、「大統領との話があったのだ。当時物事が非常に早く動いていて、最高会議が投票するまで1週間未満であった。その話(任命案)をあなたが聞いたのが金曜日(編集注:2月28日)なら、その前の日にその件について大統領と話したことになる。つまり、その数日間で状況がダイナミックに動いたのだ。特別な用意はなかった。あなたたちが目にしたように、全てが非常に迅速に進んだのだ」と発言した。

ウクラインシカ・プラウダ通信の報道には、シュミハリ氏をイヴァノ=フランキウシク州行政府長官職から中央の副首相職へ任命する案は、大統領府のセルヒー・トロフィモウ第一副長官が出したと書かれている。そして、同通信は、関係者の発言として、シュミハリ氏の閣僚入りの案はオレクシー・ホンチャルーク(当時)首相が非常に気に入っていたとし、ホンチャルーク氏はシュミハリ氏が地方問題における支援が受けられると考えていたと報じた。

しかしながら、実際にはシュミハリ氏の副首相としての閣僚入りから3週間後、ゼレンシキー大統領はシュミハリ氏にホンチャルーク氏を支援するのではなく、ホンチャルーク氏の代わりに首相に就任することを提案している。

最高会議は、3月4日、ホンチャルーク内閣を総辞職させ、新首相としてシュミハリ氏を任命し、新内閣を組閣している。

写真:閣僚会議