キーウ市は防疫措置緩和の準備ができていない=ステパノウ保健相

マクシム・ステパノウ保健相は、23日時点でキーウ(キエフ)市は新型コロナウイルス対策として施行している防疫措置の第2緩和に移行する準備ができていないと発言した。同時に、大臣は、数日後に状況が変わる可能性はあるとも述べた。

23日、ステパノウ保健相が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

記者から、保健省の発表したデータとキーウ市の5月25日からの地下鉄運行再開について聞かれると、ステパノウ保健相は、5月20日の閣議決定を喚起しつつ、「この決定に従って、私たちは防疫措置の段階的脱出を行う。また、『適合防疫措置』を施行する。つまり、防疫措置は、地域ごとに異なるものとなる。防疫の内容は複数の指数で測る。一つ目の指数は、『発生率』である。これは、10万人あたりの過去7日間の感染者数である。この指数は非常にわかりやすく、どのような感染増加が起きているのか、防疫措置を緩和してい良いのかどうかを示すものである。この数字が平均で12となると、保健省が勧告し、政府が採択した抑制戦略に合致したことになる。今日の時点で、キーウ市はこの指数が12を超え、15となっている。そのため、言うまでもなく、今日の話をするならば、キーウ市が第2緩和へ移行することは不可能である。しかし、私は、状況が数日後に変わり、地域委員会で関連決定が採択され、変更が行われる可能性は排除しない」と発言した。