ウクライナ、露主導のクリミア問題国連安保理会合に不参加

国連のウクライナ常駐代表部は、ロシアが主導する国連安保理のクリミア問題ビデオ会議を茶番とみなしており、そのような会議には参加しない。

カテリーナ・ゼレンコ外務報道官が「真実のクリミア」のラジオ番組出演中に発言した

ゼレンコ報道官は、「ウクライナ側はその茶番に参加しない。ロシアは、クリミア半島領内のあたかも『客観的状態についての真実』だとするものを述べようとしているようだが、しかし、何を主張しようが、ロシアは国連人権高等弁務官事務所のものを含め、国際監視ミッションの(クリミアへの)アクセスをブロックし続けているのだ。真実を見せるためには、独立した監視員にモニターを行わせ、ロシア側が特別に招待した人物ではなく、半島における真の状況を確かに見ている人々と話すことを認めなければならない」と発言した。

これに先立ち、ロシア国連常駐代表部は、5月21日に安保理にて「クリミアの住民を参加させた」「アンフォーマルなビデオ会議」の開催を主導していた。