被占領下ドンバスでは新型コロナ感染の本当の情報が提示されていない=ゼレンシキー大統領

ゼレンシキー大統領は、被占領下ドンバス地方の人々は新型コロナウイルス感染(COVID-19)の本当の情報を得られていないと発言した。

20日、ゼレンシキー大統領が自身の就任1年目を記念した記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

大統領は、「私には本当の情報がある。私たちは、そこ(被占領地)で感染している人々の本当の数を把握している。彼らは防護品を何も持っていない。私たちは、人々、普通の人々への人道支援を提案した。しかし、彼らは、全部あるからと言って受け取らない」と発言した。

大統領は、しかし実際には被占領下ドンバス地方には何もないのだとし、「感染病棟もなければ、十分な数の病床もなく、防護品もないのだ」と伝えた。

大統領は、国際赤十字委員会と合意することができ、彼らが人道支援を送付することができたと伝えた。

これに先立ち、調査グループ「ディフェンス・エクスプレス」が、ドンバス地方のロシア占領者が被占領地の新型コロナウイルス感染の悪化状況を隠蔽していると伝えていた