東部武装集団のデイネゴ「LPR大臣」、ロシア国籍を所有=報道

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三者コンタクト・グループ(TCG)にロシアが招待している武装集団「LPR」の「外相」を名乗るウラジスラフ・デイネゴ氏は、ロシア国籍を所有している。

ニュースサイト「ドンバス・ニュース」が、オレクシー・レズニコウ一時的被占領地域再統合問題担当副首相(TCGウクライナ副代表)の発言をデイネゴ氏のロシア旅券の写しとともに報じた

報道によれば、レズニコウ氏は、5月14日のTCGビデオ会合の際にデイネゴ氏の旅券の写しを会合参加者に提示したという。

報道には、「レズニコウ氏によれば、TCG会合は13時に始まり、だいたい15〜16時頃にTCG(ウクライナ、ロシア、欧州安全保障協力機構(OSCE))に、ルハンシク州一部地域(ORLO)からのいわゆる招待者(ウラジスラフ・デイネゴ)と、ドネツィク州一部地域(ORDO)からのいわゆる招待者(ナターリヤ・ニコノロヴァ)が加えられた。なお、その前の2時間で、ウクライナ側はロシア側代表者に対して、ドネツィク・ルハンシク両州一部地域からの『招待者』がロシア国籍を有していることを把握していると伝えていた。そして、例として、ウラジスラフ・デイネゴ氏のロシア連邦国外渡航用旅券と国内用身分証明書の写しが提示された」と書かれている。

ドンバス・ニュースは、デイネゴ氏はじめ、武装集団「DPR/LPR」構成員の協議参加は、ロシアが主張しているのだと伝えた。

なお、5月14日のTCGビデオ会合には、ウクライナ側はゼレンシキー大統領によりメンバーが刷新された代表団にて参加していた。

デイネゴ氏の旅券画像:ドンバス・ニュース