「次の被拘束者交換はクリミアとロシア領で拘束される人々」ゼレンシキー大統領

ゼレンシキー大統領は、16日に実施された被拘束者相互解放に関して、次回の解放は、被占領下クリミアとロシア領で拘束されている人々としたいと発言した。

17日、ゼレンシキー大統領が「サヴィク・シュステルの表現の自由」番組出演時に発言した。

大統領は、「私たちが提案し、合意したことがある。『ミンスク』(編集注:ミンスクにて開催されている三者コンタクト・グループ会合)は、会うか会わないかとは関係なく、2週間に1回か1ヶ月に1回かではなく、現在は毎週、週の初めに『ビデオ・ミンスク』会合が行われている」と発言した。

また、大統領は、16日に実施された被拘束者交換につき、次に帰還されるのは、被占領下クリミアとロシア領にいるウクライナ国民とするつもりだと発言した。

大統領は、「次のステップについてだが、私たちは、クリミアやロシア連邦領にいる人々を交換したい。並行してコロナウイルスが世界に広がっていることから、それはより複雑である。しかし、私たちは、コロナウイルスが人生を妨げることはないと思っている」と強調した。

これに先立ち、4月16日、ゼレンシキー政権が樹立してから3度目となるロシア側との被拘束者交換が実施され、ドンバス地方の被占領地から20名のウクライナ国民が政府管理地域へ帰還した。解放された者は、多くが民間人であり、また2名の軍人も含まれる。