ゼレンシキー大統領、議会各会派・グループ長と会談

ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は26日、最高会議(国会)の新型コロナウイルス対策問題を扱う臨時会合招集を前にして、各会派・グループの代表者と会談を行なった。

大統領府広報室が伝えた

発表には、「ゼレンシキー大統領は、最高会議臨時会合前に、最高会議の人民奉仕者党、祖国党、野党生活党、声党、欧州連帯党各会派代表者、議員グループの未来のためと信頼の代表者と会談を行なった」と書かれている。

大統領はその際、現在のウクライナの前に立ちはだかる挑戦の大きさを指摘し、議会がそれを解決するために、全ての議員が臨時会合に出席せねばならないと強調したとのこと。

発表には、大統領から「世界とウクライナでどのような困難な状況となっているか、皆目にしているであろう。私たちは、ウクライナ国民をコロナウイルスから守るべく多くのことを行なっている。しかし、問題は、マスクや医薬品だけではないのだ。私たちは、経済を守らねばならず、ビジネスを、重要企業の職員を、社会的脆弱な層の人々を助けるために複数のイニシアティブを採択せねばならない。そこで私は、議員たちが土曜(28日)にそれらイニシアティブに投票するために議会に出席するようお願いする。これはウクライナ国民をこの困難な時に救うという、彼らの責務である」と発言のがあったと書かれている。

その上で、大統領は、議題と経済保護のイニシアティブについて説明した他、国家がCovid-19拡散防止のために採っている方策について報告したとのこと。

なお、これに先立ち、26日、ダヴィド・アラハミヤ最高会議人民奉仕者党会派長が、最高会議の臨時会合が28日あるいは29日に招集される可能性があると発言していた。その際同氏は、開催が屋外で行われると述べていた。