EU、ヤヌコーヴィチ政権の首相等2名への制裁を解除

欧州連合(EU)理事会は、ヤヌコーヴィチ政権下で首相を務めたミコラ・アザロウ氏とエネルギー・石炭産業相を務めたエドゥアルド・スタヴィツィキー氏に対する制裁を解除した。

6日、EU官報にて関連決定が掲載された

官報に掲載される制裁対象の個人・法人リストから、アザロウ氏とスタヴィツィキー氏が削除されている。

発表文には、「分析をもとに、個人・法人に対する制限措置の適用決定第2014/119/CFSPを2021年3月6日まで延長する。2名(編集注:アザロウ氏とスタヴィツィキー氏)に関する項目は削除…(後略)」と書かれている。

制裁は、資産凍結とEU加盟国への渡航禁止であった。

同時に、不適切に国費を用いたり、国費の喪失を招く職権乱用を行なったと認定されたその他10名の元ウクライナ政権高官の個人に対する措置は1年間延長されている。

写真:Alexander Widding / Global look