ゼレンシキー大統領、武漢からの退避者の観測期間終了を歓迎

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ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は5日、中国武漢から退避し、2週間の観測のために施設に収容されていたウクライナ国民と外国籍者のいる施設を訪れ、彼らの観測期間の終了を歓迎した。

5日、ゼレンシキー大統領が、退避者の収容されていたポルタヴァ州ノヴィー・サンジャリの医療施設を訪れスピーチを行なった。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

大統領は、観測を終えて施設を出てきた人々に向け「あなた方は、ノヴィー・サンジャリを一生覚えていると思う。そして、ここに休暇で戻ってきて欲しい。ここは、素晴らしい場所なのだ」と発言した。

写真:大統領府広報室

大統領は、その他、記者、退避に参加した緊急対応班、関係省庁職員やゾリャーナ・スカレツィカ前保健相、州行政府長官、地方自治体関係者、地元住民に対して謝意を伝えた。

その上で大統領は、退避者がノヴィー・サンジャリを訪れた際に抗議が行われたことを喚起し、「意図的に作られた妨害があった。治安機関が本件を調べている。しかし、私は、ここにいる大半、ほぼ全ての住民が、ここに来たのは同じウクライナ人であることを理解していると確信しているし、多くの人が今日ここで彼らを出迎え、皆が健康であることを喜んでいると思っている。私はそれが、ここにコロナウイルスの事例が一つもなかったことが非常に嬉しいのだ」と強調した。

大統領はまた、医療施設を出た子供たちにはおもちゃをプレゼントし、また本日誕生日を迎えるイェウヘン氏には時計をプレゼントした。

これに先立ち、2月20日午前11時50分、ハルキウ国際空港に中国の武漢から退避したウクライナ国民と外国籍者を乗せた特別機が到着、退避者は2週間の観測のためポルタヴァ州ノヴィー・サンジャリの医療施設に収容されていた。