ゼレンシキー大統領、カナダ外相と会談 イランでのウクライナ機撃墜の捜査につき協議

ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は4日、カナダのフランソワ=フィリップ・シャンパーニュ外相と会談し、1月のイランにおけるウクライナ機撃墜の捜査を巡る問題を協議した。

大統領府広報室が公表した

発表には、双方がイランにおけるウクライナ機撃墜の捜査、とりわけ、遺族への賠償金支払い、完全な事件捜査、ブラックボックス分析につき、詳細に議論したと書かれている。

大統領からは、「ウクライナは本件につき完全にオープンだ。ウクライナは、必要に応じて、ブラックボックスの情報を完全に得るべく、国際パートナーと協力の準備がある」と発言したとのこと。

また、会談時にはウクライナ国内改革についても協議されたとあり、カナダ外相から迅速な改革実施につき満足が表明されたと書かれている。

発表には、両者が投資問題についても協議したと伝えられている他、ゼレンシキー大統領がコンセッション・プロジェクト、大型民営化について説明した他、司法システム改革についても注目が向けられたと書かれている。

加えてゼレンシキー大統領がドンバス情勢についても報告したとのこと。

ゼレンシキー大統領から、カナダがウクライナに対して供与しているサポートにつき謝意を伝えたことが発表された。

なお、3月4~6日、シャンパーニュ・カナダ外相が、ウクライナを実務訪問している。

写真:大統領府広報室