ウクライナは新型肺炎の感染者が確認される国からの渡航者を全員検査する=ホンチャルーク首相

新型コロナウイルスによる肺炎(COVID-19)の感染事例が確認されている国からウクライナへ渡航する者には全員、入念な検査が行なわれる。

24日、オレクシー・ホンチャルーク首相が、新型コロナウイルスによる肺炎(COVID-19)の感染防止問題緊急対策本部の会合後記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

首相は、「イタリアで感染拡大の新しい螺旋が確認されていることに関連し、私たちは、感染事例の記録された全ての国から渡航する旅客を強化体制で検査するという決定を採択した。つまり、安全対策を強化する」と発言した。

同時に首相は、多くのウクライナ人がバスでウクライナに帰国しており、特に検問地点「ティサ」を利用していることから、同地点でも25日から同様の方策をとると伝えた。

また首相は改めて、ウクライナ国内では現時点で新型コロナウイルスの感染事例は一件も確認されていないと強調した。